こんにちは!いざぽんです。
今回は中南米一周した際に、仲間10名で訪れた「イースター島」での観光をレポートしてみました。
イースター島と言ったらモアイ!・・だけでなく、お祭りやそのほかアウトドア派におすすめの楽しみ方も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
イースター島への行き方
航空券の取り方
イースター島は2月のこの時期「タパティー」という年に一度のお祭りがあり、連日様々な催し物が行なわれています。
たくさんの観光客が訪れる為、航空券もかなり高額になると予想していたので、僕らは半年前に航空券を購入しました。
スカイスキャナーとmomondoで検索。
最安はスカイスキャナーのラン航空で往復6万円代でした。
4ヶ月前だとすでに10万円
3ヶ月前だと15万円になっていました。
なので、お祭り時期は半年以上前からの購入をお進めします。
入島
ラン航空で、19:00サンディアゴ出発。
イースター島には22:35到着。
2時間の時差があるので、5時間35分のフライトとなります。
空港内で、イースター島ナショナルパークの入島料54000ペソ(約9500円)を支払います。
※2017年から値上がりしています。
ここの領収書は、各観光ポイントでチェックされるので無くさないようにしましょう。
また、空港以外でチケットを購入する場合は、街の外れの国立公園管理事務所でも購入できます。
イースター島では、僕ら10名は3チームに分かれました。
テント泊が苦手なメンバーは、街の日本人宿に泊まったり。お洒落なペンションに泊まったり。
アウトドアが好きなメンバー5名は、島らしい楽しみ方をしたかったので、キャンプ場でのテント生活をすることにしました。
Ana Tekenaキャンプ場
この記事ではアウトドアが好きなメンバー5名の「キャンプ場でのテント生活」をレポートしたいと思います。
ブッキング.comで予約した「Ana Tekenaキャンプ場」
facebookからメールで「空港での無料ピックアップ」を頼むとすぐに返事が返ってきて迎えに来てくれました。
因みに空港にも、宿やキャンプ場の当日予約ブースが何件かありましたが、お祭り真っ最中だった為か、一泊7000円以上と高かったです。
Ana Tekenaキャンプ場は空港のある側ではなく、島の反対側のビーチエリアにあります。
キャンプ場の主人 キヒ、奥さん ぺぺ、キヒの息子 トゥクが迎えに来てくれました。
街でお水や朝食を買い出したあと、キャンプ場まで移動です。
定員オーバで座席には全員乗れないので、僕と主人のキヒ、息子のトゥクがハイラックスの荷台に乗り込みいざ出発。
夜はTシャツに薄手のジャンパーを羽織るくらいでちょうどいい感じ。
頬になびく風も心地いい。
街灯も何もない真っ暗な高原の道をひたすら走る。
満点の星空にぽっかり浮かぶ半月が、僕らの背後を薄っすら照らしながら付いてくる。
約30分で真っ暗なキャンプ場に着きました。
木で作られたキャンプ場の扉がギシギシと開き、スタッフ2名が出迎えしてくれました。
名前はホセ 、もう1人はニコラス。
テントはすでに張ってくれていました。
今夜は遅くに着いたのでそのまま就寝することに。
彼らの言語は「ラパ・ヌイ語」です。
ラパ・ヌイ語(ラパ・ヌイご、単にラパ・ヌイとも)は、イースター島の住民であるラパ・ヌイが話す東ポリネシアの言語である。
ヨーロッパ人によって島の運命が大きく変えられる以前の、今や絶滅した古代ラパ・ヌイ語についてわかっていることはほとんどない。1770年に島を訪れたスペイン人の覚え書きによると、94の記録されている単語と表現の多くはポリネシア語だったが、いくつかは認識できない言語だったようである。
引用 – Wikipedia
奥さんのぺぺが少し英語を話せるので、キャンプ場のシステムや料金の事は直接ぺぺと話します。
あとの人達とは、ジェスチャーやなんとなくのニュアンスでコミュニケーションがとれていました。
昼間はホットシャワーが使えるけど、夜はスタッフに言わないと水シャワーのみになります。
キャンプ場での生活
宿の主人(ケヒ)は芋を生でかじって、僕にも食べさせてくれました。
この料理の名前は「チュラスカ」
どっちがいい?」って聞いてきた。僕が「ティーが欲しい」というと、ネネという葉を渡してきた。
ホントにレモンティーのようで美味しかったです♪
青空キッチンでまったりしていると・・・
そしてすぐ茂みに消えて行きました(笑)
キヒが「カモン、カモン!!」と茂みから手招きするので見に行くと、蜂蜜採集箱がありました。
美味しい蜂蜜がたっぷり取れそうな、巣ができていました。
朝ごはんを食べた後は、奥さんのぺぺに街(ハンガロア)のレンタカー屋さんまで送って貰いました。
しかしなかなか車の空きがなく、3軒まわってやっと見つかりました。
移動について
モアイ像は島のあらゆるところに点在しているので、歩いてまわるのは不可能です。
ピンポイントだけまわるならレンタサイクルでも大丈夫ですが、効率よくまわるなら、ツアーに参加するか、タクシーをチャーターするかになります。
僕は車かバイクのレンタルをお勧めします。
他には四輪バギーも楽しいと思います。
レンタカー
僕らは5名なので5人乗りの車をレンタルしました。
もし少人数なら、日本人宿の「ハレカポネ」に泊まれば、日本人同士でレンタカーのシェアも可能だと思います。
自転車やバイクもレンタルできます。
ちなみにこの時期は21時過ぎまで明るいのに、レンタカー屋さんはどこも20:00に締まります。
「ダイハツTERIOS」5人乗り オートマチック
24時間で70,000ペソ(約12,315円)
13時に借りたので、翌日の13時までに返却です。
運転手の日本の免許証と国際免許証が必要です。
保険は入れないので、事故した時は自費になるので要注意。
街の情報
ハンガロアの街は、空港から歩いて15分位の場所にあります。
宿、レストラン、ミニスーパー、銀行、お土産屋もここに集中しており、全て徒歩10分圏内です。
郵便局では、日本に向けてポストカードを送ったり、パスポートにモアイの記念スタンプを押したりできます。
近くの公園で無料wifiが使えます。(詳しい場所は上記地図をご覧ください)
お土産
モアイの形の石鹸 1個1,500ペソ(約264円)
モアイの置物(ちょんまげ付き)1個2,500ペソ(約440円)
食事について
僕らはキャンプ生活なので基本的に自炊をしていましたが、街のレストランで食事をすることもありました。
ハンガロアの街にはレストランがたくさんあります。
相場は一食10,000ペソ(約1,700円)~20,000ペソ(約3,500円)です。
宿代より高いお昼ご飯を食べる勇気は僕らにはありません(笑)
レンタカー屋さんの正面に比較的安いハンバーガー屋さんを発見。
ボリュームのあるホットドックが2,500ペソ(約433円)で食べれて、しかも美味しかったです。
空港近くに日本人経営の居酒屋さん「小太郎」もあります。
一食20,000ペソ(約3,500円)です(泣)
観光情報
催し物「タパティー2017」
イースター島では、1月27日〜2月12日まで「タパティー」という年に一度のお祭りがあります。
本日25日は15:00からバナナ祭りが開催されます。
イッテQのお祭り男「宮川大輔」が、チャレンジしたあのバナナ祭りです!
街から車で約20分の場所にある小高い丘の上から、バナナの木にまたがってどこまで勢いよく滑り降りてこれるか競う祭りです。
参加者はふんどし姿で、顔には原住民風のペイントを施していました。
屋台もたくさん出てきていて楽しいです。
競技は30分位で無事に終了。
思ったよりもあっと言う間でした。
優勝チームがみんなに囲まれて祝福されます。
「バナナ祭り2017」は16時に無事閉幕しました。
キャンプ場に戻るとキヒ達が投網の準備をしていました。
今から漁に出るらしい。
自らが泳いで魚を網に追い込み捕らえる漁。
僕が是非一緒にやりたいと言うと、「素人は網に絡まり溺れてしまうから危ない」と断られてしまいました。
そのかわりに明日は釣りに連れて行ってもらう約束をしました。
宿で少し休憩した後、僕らはレンタカーでモアイを観に行く事にしました。
モアイ
イースター島と言えば、まずはモアイ像を観に行きましょう。
必ず観ておきたいモアイ像ベスト5はこちら!
第1位 アフ・トンガリキ15体のモアイ。サンライズがオススメ。 第2位 タハイのモアイ
ハンガロアから歩いて行けます。唯一目がある4体のモアイがいます。サンセットがオススメ。 第3位 ラノララク
キノコのように、モアイの首が生えているように見えます。昔はここでモアイを切り出し製造していいました。 第4位 アナケナ
ビーチで泳ぎながらモアイを眺められます。家族連れも多い、比較的波が穏やかなビーチ。 第5位 アフアキビ
唯一海に向いている7体のモアイ。
そのほかの主な観光ポイント
- ハンガキオエ
一体のモアイ - オロンゴ
- ハンガテ
倒されたモアイ - アカハンガ
- パパバカ
- テピトクラ
- プナパウ
- アフテペウ
この日はいくつかのモアイを観てまわりましたが、やはりトンガリキのモアイが迫力がありカッコよかったです。
迫力あるトンガリキのモアイを動画でご覧ください♪
入り口近くに一体だけポツリと寂しく立っているモアイは、はるばる日本の大阪まで展示されに来たことがあるそう。
その後、ハンガロアまで移動し、海の夕陽が綺麗なタハイのモアイを観に行きました。
海に夕陽が沈むにつれ、空の雲がオレンジ色からピンク色に代わり、逆光で影になったモアイ達がまた神秘的でした。
波の音と潮風の香りが心地よく、大陸から遠く離れた異国の島に来ているんだと改めて感じました。
21:45分から、すぐ近くの海の会場でタパティーのダンスショーがあるので行ってみました。
会場にはステージが設けられ、女性達の華麗なダンスや男性達のキレのある踊りが格好良かったです。
会場の近くには、レストランやお土産屋があるので便利です。
イースター島キャンプ生活2日目。
翌朝はサンライズのモアイを観る為に早起きすることにしました。
テントで寝ていると、牛や馬、色んな動物の鳴き声が聞こえて来ます。
キャンプ場で飼っているニワトリがかん高い声で鳴き出すと、続けて離れた場所のニワトリ達が鳴き始めます。
テントから顔を出すと、もうすぐ7時だというのに辺りはまだ真っ暗でした。
見上げると満点の星空がキラキラ輝き、天の川まで綺麗に見えていました。
トンガリキのモアイはサンライズをバックに観るのがオススメです。
ちょうど15体のモアイの隙間から朝陽が昇る様子は素晴らしかったです。
朝陽とモアイを拝んだ後は、ラノララク(モアイ製造場)に向かいました。
しかし施設の入り口は9時からのオープンなのでしばらく待つことに。
施設内にはカフェがあるので、ティーやコーヒーを飲みながら時間を潰せました。
キャンプ場に帰って来て、お昼ご飯にカップラーメンを食べました。
ちょうどニコラスとホセもお昼どきで、クマ(お芋)を揚げた物やモンキーバナナやスイカを貰いました。
ここにいると色々ご馳走してくれます。
自分が食べているものは、人にも分け与えるという習慣があるのか、みんな本当に優しいです。
13時過ぎに、約束通り近くの磯に釣りに連れて行って貰いました。(下記地図周辺)
塩ビパイプに釣り糸を巻きつけただけの道具です。
でもキヒは僕らの為に、竹で釣り竿を作ってくれました。
そして道具の名前まで丁寧に教えてくれます。
重り (ターパウ)
糸 (ハウ)
針 (ロウ)
風が強いせいか波がかなりあり、あっと言う間にズボンがびちょ濡れに。
その代わり一投目で魚が釣れました。
しかし、波が高いので結構危ないです。
気をつけないと波にさらわれてしまいそう。
「逃げろ!!」とキヒが急に大声で叫びました。
危機を感じたみんなは、磯の端から陸側までダッシュ!
ドカーン!!と磯に大きな波がぶち当たる音。
その直後、頭の上から波を被りました。
幸い陸の近くに逃げることが出来たので、波にさらわれる事は無かったです。
流石のキヒも「今日の波はヤバい」と感じたようで撤収となりました。
今日は早めにキャンプ場に戻り、キヒが昨日捕まえた魚をさばき、あら炊きのスープと「セビーチェ」を作ってくれました。
セビチェ(ceviche、cebiche、seviche)とは、ラテンアメリカで食べられる魚介類のマリネである。ペルーやメキシコなどの名物料理。小骨を良く取り除いた生の魚を1-2cm角くらいに切る。これにみじん切りにしたタマネギとトマトを加え、レモンをたっぷり絞って混ぜ合わせる。シラントロやパセリ、オレガノなどの香草やアヒ・アマリージョなどの唐辛子を好みで加える。オリーブ・オイルを加えることもある。塩で味を整えて完成となる。
引用 – Wikipedia
セビーチェにつかう材料は、魚の刺身、刻み葱、トマト、パクチー、レモン、サラダ油、塩。
レストランで食べたのと全く同じ味付けで美味しかったです♪
17時過ぎでもまだ陽が高く、かなり暑かったので、歩いてアナケナビーチに泳ぎに行きました。
アナケナビーチは波が穏やかで、家族連れでも楽しめます。
夜ご飯は、ハンガロアのスーパーで購入した食材で野外BBQを行ないました。
ステーキ、ウインナー、パプリカ、玉ねぎを5名で割ると1人400円で収まりました。
物価の高いイースター島にしてはかなりお得な買い物だったと思います。
BBQ (トィヌゥワヒー)
乾杯 (カウドゥー)
イースター島キャンプ生活3日目。
いつものように夜明け前にニワトリに起こされました。
今日はもう一度「アナケナビーチのモアイ」を歩いて観に行きました。
誰もいないビーチはとても静かで心地よかったです。
後からひょっこり現れたニワトリを、2匹のワンちゃんがサッカーのように追いかけ回して遊んでいます。
一瞬食べちゃうのかと思いましたが、ホントに遊んでいるだけだったよう。
ニワトリからしたら命がけです。
今日は10時から、昨日と別のポイントで釣りを再チャレンジします。
釣れた魚はニコラスが焼いて、お昼に調理してくれました。
お昼を終わらせた後は、キャンプ場のみんなともお別れです。
まとめ
イースター島のキャンプ場の生活は本当に楽しかったです。
キヒ、ニコラス、ホセと一緒に毎日釣りに行ったりご飯を作ったり。
キヒの息子トゥクと一緒に遊んだり。
仲間とも楽しめたし、自分の思い通りの旅が出来たので本当に良かったです。
ここで旅のメンバーの感想をご了解します!
(20代大学生女性)
(30代女性)
みんな楽しんでいたようでした。
アウトドアが好きな方には本当にオススメの場所なので、是非訪れてみてくださいね!
この記事では2017年2月4日〜8日に訪れた際の情報を載せています。
(20代女性)