こんにちは!いざぽんです。
今回は、仲間で中南米世界一周中に訪れたアルゼンチンの都市「エル・カラファテ」をレポートしてみたいと思います。
フィッシングツアーに参加したり、観光名所である世界遺産 ペリト・モレノ氷河を訪れていますので、是非参考にしてみてくださいね!
エル・カラファテとは
エル・カラファテ(El Calafate)は、アルゼンチンサンタ・クルス州にあります。
世界遺産に指定されたロス・グラシアレス国立公園への入り口となる都市です。
物価について
アルゼンチンは10年以上に前から経済が破綻し、闇両替屋が横行していました。
僕らのような旅行者は、闇両替屋でUSドルをペソに交換する事でリーズナブルに旅行する事ができていました。
2015年12月に大統領が代わり、暗黙の了解とされていた闇両替もとうとう廃止になり、物価が高くなっています。
- 1USドル=15.5アルゼンチンペソ
- 1アルゼンチンペソ=7.3円
空港から市内への移動方法
エルカラファテ空港から市内までの行き方は、タクシーかシャトルバスになります。
- タクシー 1台480ペソ(約3,504円)
所要時間:約20分 - シャトルバス 1人160ペソ(約1,168円)
所要時間:約1時間
後ろのコンテナにバックパックを詰め込みます。
ホテル名を告げれば順番に降ろしてくれます。
■ホテルから空港へのシャトルバス
ホテルから空港への移動でシャトルバスを利用する場合は、電話かネットで飛行機の時間を連絡すればホテルに向かえに来てもらえます。
※前日までに予約が必要です。
■TAX BOXを利用する場合
街に点在しているTAX BOXを利用する場合は、直接行ってホテル名を告げれば向かえに来て貰えます。
一台300ペソ(約2,163円)
街情報
中心部
エルカラファテの街の中心部は「エルカラファテバスターミナル」前の階段を降りて、お土産屋さんを抜けた一筋目の大きな通り(Av. del Libertador Gral. San Martín / RP11)です。
この通りに、レストラン、スーパー、ATM、お土産屋さん、旅行会社などが集まっています。
地図の1番左からFUJI旅館 → ホットドック屋さん → カラファトフィシング → bank → バスターミナル → スーパーマーケットです。
バスターミナルの下が今回の安宿「ホステルブエノスアイレス」です。
銀行(ATM)
(上記地図の)「Bank of Tierra del Fuego」銀行の場合
キャッシュカードで降ろせる最大額は2,000ペソ(約14,679円)
ATM手数料は94.2ペソ(約691円)かかりました。
安宿
エルカラファテに日本人宿があるという情報を得て、最初はFUJI旅館に泊まる予定でした。
朝ごはんにお味噌汁が食べれるのと、釣りができるということでこの宿に惹かれました。
旦那さんが日本人で奥さんが韓国人。
今は宿泊客のほとんどが韓国人のようです。
前日ブエノスアイレスの空港から電話すると、直接来てくださいと言われました。
いざ行ってみると空きがありませんでした。
僕らは「お昼くらいに行く」と言っていましたが実際は15時過ぎていたので、奧さんは来ないと思ったよう。
空いている安宿を調べてくれて車で送って貰ったこともあり「ホステル ブエノスアイレス」に宿泊することに決めました。
立地的にはバスターミナルまで歩いてすぐなので便利でした。
食事
お洒落なレストランやカフェはたくさんありますが、値段が高いので僕らはほぼ自炊をしていました。
お店ではサラダ一皿 約180ペソ(約1,300円)、メイン料理一品 約250~300ペソ(約2,190円)はします。
繁華街の外れのホットドック屋さんは、ひとつ45ペソ(約328円)でボリュームもあり、お腹を満たすには安上がり!
味もまぁまぁ良かったです。
近所の子供達もおやつ代わりに買いに来ていました。
ホットドックは陳列棚に並んでいる野菜のトッピングを二種選べます。
アイスクリーム屋さん、チョコレート屋さん、パン屋さんもそこら中にあり、値段もそんなに高くないです。
アイスクリーム1つ20ペソ(約145円)
ダブルで30ペソ(約218円)
地図の1番右端のスーパーの方が値段表示がしっかりしていて分かりやすいと思います。
スーパーやお肉屋さんでアルゼンチン牛を買って、バーベキューやステーキにするのがお勧め。
ニンニク、玉ねぎ、塩胡椒で炒めるだけ。
アルゼンチンはお肉が安くて、しかもめちゃくちゃ美味しいですよ。
日本のステーキハウスの高級ステーキレベルの肉の柔らかさと美味しさでした♪
バーベキュー施設がある宿なら野外BBQも可能。
炭はお肉屋さんやスーパーで売ってます。
トラウトフィッシングツアー
エルカラファテはトラウト(ニジマス)フィッシングのメッカです。
日本人宿 FUJI旅館では、オーナーが釣りのツアーを開催しています。
僕らが行った時は寿司バーの営業が忙しく、ツアーは実施していませんでしたが釣り道具だけレンタルしてくれました。
ガイド付きで、本格的にトラウトフィッシングをしたい場合は「カラファテフィッシングショップ」でツアーを開催しています。
ツアー料金
リコリバートラウトフィッシング
- 市内からは約30分の場所
- 半日フィッシング
200USドル(約22,783円)
宿からの送迎代、釣り道具レンタル、ガイド料、朝食 パン、ホットドリンク付き - 1日フィッシング
300USドル(約34,174円)
宿からの送迎代、釣り道具レンタル、ガイド料、朝食、お昼ごはん付き
カードで支払う場合は10%の手数料が掛かります。
ガイドつきなので、釣れるポイントへ連れて行ってくれます。
ツアー内容
フィッシング当日(2月11日)朝から雨が降っていましたが、天気予報では回復に向かう予定だったので気にはしませんでした。
朝8時に宿でピックアップ。
宿を出てから約30分でリコリバーのベースに到着。
遠くにペリト・モレノ氷河も見えて、優雅に釣りをするには最高のロケーションです。
9時から朝食を摂ってフィッシングスタート。
釣り竿は、スピニングタイプとフライフィッシング用があります。
この日はかなり風が強かったので、毛針を糸の重みで飛ばすフライフィッシングは不向きだと思い、僕は使い慣れているスピニングタイプのロッドで釣りをすることにしました。
ガイドのフェネリコが、その時のコンディションに合うルアー(疑似餌)の選択やルアーを投げ込むポイントを指定してくれて、至れり尽くせりでした。
本当は宿に持ち帰って食べたかったのですが、今回はスポーツフィッシングなので、キャッチ&リリースで川に返してあげます。
お昼13時フィッシング終了。
14時ガイドのフェネリコに宿まで送って貰いました。
ペリト・モレノ氷河ツアー
世界遺産 ペリト・モレノ氷河を見る方法は、観光バスで国立公園まで行き、バルコニーから観賞することができます。
仲間は氷河の上を歩けるトレッキングツアーに参加しました。
僕は以前ニュージーランドの氷河トレッキングに参加した事があるので、今回は氷河をフェリーから見るツアーにしました。
2月12日、エルカラファテバスターミナル9時発のバスに乗り込み出発。
10:00に国立公園の入り口で、入場料330ペソを徴収されます。
パークのパンフレットとチケットを手渡されました。
10:50ペリト・モレノ氷河のターミナルに到着。
バスに乗っていたガイドがツアーの説明をしてくれましたが、スペイン語なので聞き取れませんでした。
(16時出発で、15分前集合ということはわかりました。)
フェリーから氷河を観る人はチケットを購入する必要があるため、バスを降りて直ぐの小屋に並びます。
フェリー代は入場料とは別途で大人1人400ペソ(約2,917円)
僕らは11:45発のチケットを購入しました。
この小屋の隣にはカフェテリア、その奥には無料でwifiが使えるカフェレストランがあります。
氷河の見えるバルコニーまで結構歩くので、トイレや食事はここで済ませていく方がいいです。
帰りのバスまで時間が余ったら、ここでのんびりするのもいいと思います。
バルコニーの窓から氷河が一望できます。
僕らは氷河を見たかったため足早にバルコニーへと向かいました。
あらゆる角度から氷河を眺める為に、窓は色々な場所に設置されています。
1番近くのバルコニーで徒歩20分、奥までは1時間近く掛かると思います。
「おおー、これがあの有名なペリト・モレノ氷河か!」
面積は約250平方キロメートル、高さはなんと約700m
この氷河は1日当たり約2mの速さで湖へと流れ込んでいるそう。
先端が少しずつ崩れ堕ちているので、実際には前には進んできていないらしいです。
氷河を眺めているとハプニングが。
フェリー乗り場の場所の確認を忘れていて(氷河の近くだと思い込んでいた)乗り過ごしてしまいました。
あわてて購入場所に戻ると、すんなりと11:45発から13時発に変えてくれました。
フェリー乗り場は、1番上のポイント。
バスを降りたところから直ぐ近くでした。
約1時間のクルージングです。
座席につき説明を聞いた後、デッキに上がれるようです。
フェリーに乗った感想は「うーん。3,000円近くも払う価値はなかったかなぁ?」
バルコニーよりもっと氷河に近けると思っていたけど、そんなに近づいてくれなかった。
氷河近くのバルコニーで、氷河が崩れる瞬間を待っていた方が良かったと思いました。
15:00くらいまで氷河を堪能し、バス停まで戻り
16:00発のバスで、エルカラファテまで帰りました。
- 行き
エルカラファテ(9:00、13:00発) → ペリト・モレノ氷河(10:20着)
バス代:450ペソ+バスターミナルTAX:10ペソ(合計約3,376円)
国立公園入場料:330ペソ(約2,409円)
氷河を観賞するフェリー:400ペソ(約2,935円)約1時間のクルージング
※ボート出発時間:10:30、11:45、13:00、14:30、15:45 - 帰り
ペリト・モレノ氷河国立公園(16:00、19:30発) → エルカラファテ(17:20、20:50着) - エルチャンテンへのオープンチケット
次の目的地であるエルチャンテンまでのチケットをまとめて購入する事で、150ペソの割引きが効きます。
18:00発→バス→20:45着エルチャンテン
合計1,200ペソ+10ペソtax(約8,833円)
- 氷河トレッキング
ミニトレッキングツアー2,500ペソ(約18,348円)1.5時間 - BIG ICEツアー 4,000ペソ(約29,358円)3時間
- カヤックツアー
- ラフティングツアー
エルカラファテ発バス情報
エルカラファテバスターミナル発のバスは、エル・チャルテン行き2社、プエルト・ナタレス行き3社、ペリト・モレノ氷河行き3社があります。
プエルトナタレス行き「TURISMO ZAAHJ」
■プエルトナタレス行き
- 火、木、土曜日 8:00発
月、水、金曜日 16:30発 - バス料金:500+10ペソtax(約3,723円)
プエルトナタレス行き「COOTRA」
■プエルトナタレス行き
《毎日運行》
- エルカラファテ 8:30発 → プエルトナタレス 13:45着
バス料金:500ペソ+10ペソtax(約3,723円) - エルカラファテ 16:30発 → プエルトナタレス 21:30着
バス料金:500ペソ+10ペソtax(約3,723円)
エルチャンテン行き「chalten travl」
■エルチャンテン行き
- エルカラファテ → エルチャンテン
8:00、13:00、18:00発
バス料金:片道450ペソ+10ペソtax(約3,358円) - エルチャンテン → エルカラファテ
7:30、13:00、18:00発
バス料金:往復900ペソ+10ペソtax(約6,643円)
エルチャンテン・ペリトモレノ氷河行き「CAL TUR」
■エルチャンテン行き
- エルカラファテ → エルチャンテン
所要時間約2時間45分
8:00、13:00、18:00発
バス料金:片道450ペソ+10ペソtax(約3,358円) - エルチャンテン → エルカラファテ
8:00、13:00、18:00発
バス料金:往復900ペソ+10ペソtax(約6,643円)
■ペリト・モレノ氷河行き
- エルカラファテ 9:00、13:00発 → ペリト・モレノ氷河
所要時間約1時間20分
バス料金:450ペソ+10ペソtax(約3,358円)
入場料:330ペソ(約2,409円) - ペリト・モレノ氷河 16:00、19:30発 → エルカラファテ 17:20、20:50着
エルチャンテン・ペリトモレノ氷河行き「TAQSA」
■エルチャンテン行き
- エルカラファテ → エルチャンテン
7:30、16:30、18:00発
バス料金:片道450ペソ+10ペソtax(約3,358円) - エルチャンテン → エルカラファテ
11:30、19:45発
バス料金:往復800ペソ+10ペソtax(約5,913円)
■ペリト・モレノ氷河行き
- エルカラファテ 8:30、14:30発 → プレトモレノ氷河
バス料金:450ペソ+10ペソtax(約3,358円)
入場料:330ペソ(約2,409円)
オプション:フェリー代400ペソ - ペリト・モレノ氷河 14:30、20:00発 → エルカラファテ
バス料金:410ペソ(約2,993円)
プエルトナタレス・ペリトモレノ氷河行き「RED PATAGONIA」
■プエルトナタレス行き
《月~土曜日のみ運行》
- エルカラファテ 5:30発 → プエルトナタレス 11:45着
バス料金:550ペソ+10ペソtax(約4,088円) - エルカラファテ 8:00発 → プエルトナタレス 13:45着
バス料金:500ペソ+10ペソtax(約3,723円) - エルカラファテ 16:30発 → プエルトナタレス 21:30着
バス料金:550ペソ+10ペソtax(約4,088円)
■ペリト・モレノ氷河行き
- エルカラファテ 9:30発 → ペリト・モレノ氷河 11:00着
バス料金:450ペソ+10ペソtax(約3,358円)
入場料:330ペソ(約2,409円)
オプション:フェリー代400ペソ(約2,920円) - ペリト・モレノ氷河 15:30発 → エルカラファテ 16:45着
まとめ
「釣りの聖地」とも言われるエルカラファテで釣りができて良かったです!
景色も良くて、ゆったりと楽しむのには最適です!
氷河に関しては迫力があって見ごたえありますが、フェリーのツアーはおすすめしません(笑)
やはり物価が高いので、ツアーやレストランも行きたいところをしぼることをオススメします!
この記事では2016/2/10-12に訪れた際の情報を載せています。