こんにちは!いざぽんです。
今回、仲間で中南米一周中に参加した、ボリビア ラパスでの「デスロードツアー」をレポートしてみたいと思います!
デスロードツアーとはマウンテンバイクに乗って、断崖絶壁を走るアクティビティです。
一歩間違えば死ぬ、絶叫のツアー体験をまとめてみました!
デスロードツアー
ボリビアにあるデスロード(ユンガスの道)は世界最悪の道路と言われています。
全長約63キロの道路で、道幅はバス1台がギリギリ通れる程度。
大迫力のデスロードを活かしたCMを参考までにご覧ください。
ガイドいわく、年間200〜300名が崖から転落して亡くなっているそうです。
でも「ほとんどがタクシーかトラックなので、自転車は少ないから安心してください」とのこと・・・(汗)
そんな最恐のツアーに、男子2名と女子4名の合計6名でチャレンジしてみました!
予約方法
前日にツーリストオフィスでデスロードツアーの予約をしました。
ツーリストオフィスは横並びで2件あり、比較検討しました。
料金
マウンテンバイクの種類によって、ツアー自体の値段も変わるシステムです。
まず好きなマウンテンバイクを選びます。
- 路面からのショックを吸収するサスペンションがサドル側とハンドル側に付いている最新マシーン。 480BS→460BS(約7610円)
- サスペンションがハンドル側に付いてるタイプ420BS→400BS(約6618円)
- サスペンション無し370BS(約6122円)
- Economicタイプ320BS(約5294円) これはほぼママチャリのようなもの(笑)
- ガイド
- ツアー中の写真、動画
- Tシャツプレゼント
- ミネラルウオーター2本、コーラ2本、バナナ、スナック
- 朝食のハンバーガー、ランチビュッフェ
- 装備一式(ヘルメット、サポーター、ジャンバー、パンツ、手袋)
ツアー内容
翌日8時00分宿に、マウンテンバイクを屋根に載せたマイクロバスが迎えに来てくれました。
8時10分、オフィスでヘルメットのサイズ合わせをします。
僕は「自前のGOPRO」を装着できるヘルメットをチョイスして貰いました。
オフィス出発後、9:00ラパスの隣街のバスターミナルで約15分のトイレ休憩をとりました。
もれなくトイレットペーパー30センチが付いてきます。
更にバナナ、スナック、コーラも貰いました。
バスの中での朝食後、ヘルメット以外の装備を渡されます。
そして、死んでも自己責任ですと書いた用紙にサインをさせられます。
出発地点
どんどん山の上に登っていきます。ラ・クンブレ(LACUMBRE)標高4700メートル地点に到着。
スタートポイントは標高が高い分、息が白くなるほど肌寒いです。
僕はスタート時には、トレッキングパンツ、薄手のフリースの上にサポーター、その上にパンツ、ジャンバーを着ていました。
スタッフがマイクロバスからマウンテンバイクを降ろし、ヘルメットなどの装備を渡していきます。
どんどんテンションが上がって来ました‼︎
ガイドからのセーフティートークを聞きます。
- マウンテンバイクの操作説明:
左手側のブレーキが前輪タイヤのブレーキ。
左手側のブレーキだけかけると、後輪タイヤが浮いて転倒します。
右手側のブレーキが後輪タイヤのブレーキ。
右手側のブレーキだけかけるとスピンしてしまいます。
左手側のブレーキ4 対 右手側のブレーキ6の割合いで掛けましょう。 - デスロードでは、谷側に片足をつかないこと。そのまま谷底に落ちてしまいます。
- 前の人にならんで一列に下りましょう。
- ジャンプ禁止、ウイリー禁止、手放し禁止など
約10分ほど説明を聞いた後、いよいよツアースタートです!
スタート
標高4700メートル LACUMBRE のスタートポイントから、標高1200メートル YOLOSO のゴールポイントまで一気にダウンヒルします。
総距離なんと63キロ。
まずはアスファルトで舗装された道を爽快に下ります。
僕はミニスピーカーをウエストポーチに装着して、音楽ノリノリで走る。
デスロードに突入
舗装された道から砂利道に代わり、いよいよここからデスロードです。アヤちゃんは、自転車が苦手らしくここでリタイア。
バスに乗り込み後ろから追いかけてきます。
カズさんはスタートからぶっ飛ばしていたので、僕もスピーカーやリュックをバスに預け、本気モード!
死なない程度に楽しもうと思いました(笑)
ガイドがポイント毎に、止まって危険な場所を説明してくれます。
特に「滝が落ちている場所」は、道路が滑りやすく一番の危険ポイントらしいです。
デスロードツアーに参加した人が2年間で3名、このポイントで亡くなっているそうです。
お墓も道路脇にありました。
女子3名は後ろからゆっくり走ってきます。
僕はバイク好きのカズさんと一緒に、常にガイドの後ろにピッタリついて爆走していました。
ガイドが、ジャンプしたらカズさんもジャンプ‼︎
僕も負けじとジャンプ‼︎
ガイドも楽しみたいのか、飛ばす飛ばす。
2回ほど道から外れてオーバーランしそうになりました。
とっさに後ろ荷重にしてお尻でブレーキをかける形でギリギリ止まることが出来てセーフ!
谷側のカーブはオーバーランすると死ぬので控えめに、山側のカーブはギリギリのブレーキングで攻める!
これがデスロードの攻めかただと分かってきました。
後ろを見ると誰も見当たりませんでした。
休憩ポイント
休憩ポイントから最後のポイントまで、通常1時間のところ、僕らは20分で下ってきたようです。
この休憩ポイントから約9キロ先にゴールがあります。
ここまでくるともう汗でベトベト。
引き続きゴールを目指します。
川の流れているポイントを通るときは足を上げましたが、水が跳ねて足首までびちょ濡れになりました(泣)
最後の最後、ゆるい上り坂でカズさんが、「ギアが代わらない‼︎」と叫び失速していきました。
その間に僕が一位でゴール(笑)
ゴールした時間は14時でした。
ゴール
ゴールした時に、シャワーを浴びる為のバスタオルを渡されます。
「タオルが帰りのチケットがわりだから、乗り込む時にスタッフに渡してね」ということ。
川で泳いだりできるみたいですが、雨が降ってきたし泳ぐのはやめにしました。
シャワーも宿に帰ってから浴びることに。
僕らはレストランに入ってビュッフェランチをいただきます。
チキンが美味しくておかわりしてしまいました。
まだ1時間くらい休憩時間が余っていたので、僕もハンモックで疲れた身体を癒しました。
帰りは16:00にバスに乗り込み、ラパス市内に向かいます。
18:30にラパスのツアーオフィスに到着して解散となりました。
無事に生還し、デスロード達成のご褒美「デスロードTシャツ」をゲット!!
いざぽんからのアドバイス
デスロードツアーをおもいっきり楽しむには、服装と持ち物が重要です。
僕はツアーから帰ってきたら、喉をやられていました。
砂ぼこりが凄いのでマスク、メガネは持参して行きましょう。
服装は、始めは厚着をしておき、下るに連れて薄着にできるようにしましょう。
バスは常に後ろからついて来ているので、荷物の預け入れが出来て便利です。
水溜りも走るので濡れていい靴を持参しましょう。
ずっと下り坂だと思っていたけど、ゴール直前のラスト100メートルくらいが上り坂でしんどかった。下りだけならまだまだ走れりたかった。
デスロードからは自転車は辞退し、バスに乗り込み、みんなを応援しました。
ただただ油断しないようにと常に考えていたら、1番最後を走っていました。
無事にゴールした時には、みんな生きてて良かったと思いました。
命を落とした人もたくさんいますが、慎重に走れば大丈夫だと思いました。
下り坂ばかりなので足は楽だけど、ハンドルを持つ手が常にブルブルで、いいシェイプアップになった。振動で筋肉をつけ、余分な脂肪を落とす、腕のダイエットにお勧めです。ガイドの人も陽気で親切でした。
富士山より高い場所からのダウンヒルを体験できて良かったです。
メンバーも楽しんでくれていたようです!
デスロードツアー、スリル満点でおすすめですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!