ロスカボスは、バハ・カリフォルニア半島の最南端に位置し、 太平洋岸で人気の高いビーチリゾート。
隣国のアメリカ人から、格安の歓楽地として人気を集めて発展していったようです。
ロスカボスの観光拠点の街は「サン・ホセ・デル・カボ」と「カボ・サン・ルカス」。
僕らはまず、空港から近いサン・ホセ・デル・カボの街を拠点に観光しました。
コロニアル様式*の街並みが印象的です。
観光客は少なめでひっそりとした雰囲気の街です。*中南米では、コロニアルはスペイン統治時代のことを指す。例えば、スペイン統治時代の建物の形式(白い建物でベランダをつける等)を「コロニアル様式」などと言ったりする。「伝統があるもの」「古く良いもの」といった良い印象であるときが多い。
引用 – Wikipedia
クリスマスや年末年始には、アメリカからの避寒ツーリストが押し寄せて、この周辺のホテルは殆ど埋まってしまうそうです。
ホテルから1キロほど歩けば海が見えます。
僕は海が大好きなので、コルテス海*を一目見ずにはいられませんでした。
仲間に「散歩がてらにビーチを目指そう!」と提案しました。
*カリフォルニア湾(Golfo de California)は、メキシコ北西部、北米大陸とバハ・カリフォルニア半島との間の南北方向に伸びる細長い湾である。コルテス海(米:Sea of Cortez)とも呼ばれる。2005年に、UNESCOの世界遺産に「カリフォルニア湾の島々と自然保護区」の名前で登録された。
引用 – Wikipedia
あやちゃんとアゲちゃんを両手に、ちょっと苦笑を浮かべるドナルド。
道の端にはススキのようなものが沢山生えていました。
日本のススキの倍ぐらいに大きい・・。
この植物は南米大陸の草原(パンパス)が原産地の「パンパスグラス」。その高さは2~3m程度あるようです。
太陽の日差しが反射して、海が真っ白にしか見えません。
この小道を抜けると、生まれて初めて見る、メキシコのコルテス海が広がっている・・・。
そう思うと鳥肌が立ちました。
一緒に海へ向かう仲間の足取りも、どことなく速くなっていきます。
壮大なブルーの海が、僕らの目の前に広がりました!!
海岸に打ち寄せては、大きく崩れる波を見ていると、不思議と生き物のように見えてきます。
いつまでも眺めていても飽きません。
海は国や土地によってその姿は様々です。
同じような海は見たことがありません。
これから、この旅でどれだけの海を見ていくのかと想像すると、ワクワクが止まりませんでした。
どうやら、体力の無いあやちゃんが熱中症になってしまっていたようで、日陰でうずくまっていたのでした。