こんにちは!いざぽんです。
今回、仲間で中南米一周中での「チリ抜け2泊3日ツアー」をレポートしたいとおもいます!
このツアーは、こんなにたくさんの絶景を堪能できたのは初めて!と言えるほど、充実していました。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
チリ抜け2泊3日ツアー
チリ抜け2泊3日ツアーとは、ランドクルーザーに乗って、ウユニ→チリを移動しながら、絶景を楽しめるツアーです。
ウユニで多くの日本人が利用しているツアー会社「穂高(HODAKA)」と「ブリザ(BRISA)」の2つを比較検討しました。
ツアー内容はどちらも同じでしたが、料金が違いました。
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- 穂高は1人850ボリ(約14160円)でディスカウントなし
- ブリザは1人800→750ボリ(約12495円)でディスカウントあり
- 穂高は1人850ボリ(約14160円)でディスカウントなし
料金を安くしてくれたブリザに決定。
ランドクルーザーの定員は6名。
僕らは8名なので、4人ずつ2台の車に分かれ、他の観光客が各車に2名ずつ乗り込むことになります。
人数が6名に満たない場合は、お店の前に紙が張り出され、空きが埋まるまで募集するシステムです。
最低遂行人数は4名。
全体のルートはこちら
ツアー初日 1/29
電車の墓場
旅行会社「ブリザ」の前に10:30に集合して、ツアースタート。
ランドクルーザーの屋根にバックパックを乗せて出発します。
まずは電車の墓場を観に行きます。
11時到着。
ここは昔ウユニ駅の車庫だったところなのか、広大な砂漠の中にボロボロに錆びた機関車や貨物列車の残骸が放置されています。
日本人はウユニの鏡張りにしか興味がないのか、ほとんどが欧米人観光客ばかりでした。
みんなそれぞれ、列車の上に登ったりしながら写真を撮ります。
コルチャニ村
12時コルチャニ村に到着。
ここは塩湖に入る前のお土産屋さんが並ぶ場所。
カラフルな素材のカバンや財布、塩湖の塩などウユニのお土産を買って帰ります。
お手洗いは2ボリ。
12:20に出発しました。
オホス・デ・サル
塩湖の入口すぐのオホス・デ・サル(Ojos de sal 塩湖の目)に12:50到着。
塩湖には茶色水溜りがあり、ボコボコと泡が出てきます。
ホット・プラヤ・ブランカ
ホット・プラヤ・ブランカ(Hot Playa Branka)に13:00到着。
ダカールラリーのモニュメントの前で降ろされました。
ここも写真スポットです。
ダカール・ラリー(フランス語: Rallye Dakar、ラリー・ダカール)とは、1978年にティエリー・サビーヌによって創始された、ラリーレイド競技大会の一種である。「世界一過酷なモータースポーツ競技」とも言われている。
引用 – Wikipedia
ここから、100メートルほど徒歩で進むと、HOTEL da sal(Hot Playa Branka)があります。
敷地内のテーブルでお昼をいただくことに。
ツアー会社のドライバーさんが、持ち込みの食材をテーブルに広げ準備してくれます。
お肉はリャマで、臭みはないけど、かなり硬いです。
スイカも用意してくれていました。
奥にトイレがあるけど、5ボリ(約83円)もします。
お金が掛かる割に汚いし水も出ないです。
ホテルの横には、このような各国の国旗があります。
ここでは自分の国の国旗の前で、写真を撮るのが定番。
塩湖の中の観光スポットのひとつです。
塩湖
ホテルを14:00出発→14:20に塩湖に着きました。
さっそく塩湖の上で、トリックアートタイム。
各ドライバーのセンスでトリック写真を撮るので、撮影のクオリティは様々。
ガイドが撮ってくれた写真はピンボケしてるし、ガイドの影や指が写ってしまっている写真が多かったです。
仕方がないので、自分達で取り直しました(笑)
14:50出発。
次は鏡張りのポイントへ移動。
チリ抜けツアーでは、長靴のレンタルがないので、僕は車の上から眺めるだけにしました。
17:00、塩湖の対岸に続く道に上陸しました。
陸に上がってすぐに「ビクーニャ」という動物に遭遇しました。
ビクーニャ(Vicugna)は、偶蹄目ラクダ科に分類される偶蹄類。
引用 – Wikipedia
サンファンホテル
18:20 サンファン(San Juan)ホテルに到着。
ホテルの外装はとてもシンプルですが、中は意外に綺麗。
テーブル、椅子、ベッド、壁、床など全て塩でできている「塩のホテル」です。
ですが、2日前に泊まった塩のホテル「クリスタルサマーニャ」と比べたらクオリティはかなり低かったです。
到着したら、ティー又はコーヒーがでます。
トイレは綺麗だけど、トイレットペーパーやタオルは設置していません。
トイレットペーパーは、一巻5ボリ(約83円)掛かります。
19:30から夕食タイム。
最初にスープとパンが出てきました。
あっさり味のチキンスープで美味しかったです。
チキンのササミは、おそらく先ほどのスープで煮込んだもので、チキンのうまみがたっぷりな一品。
7:00朝食開始。
朝ごはんは、パンとコーヒーか紅茶のみ。
7:50 宿を出発。
1時間も経たない内に、眠たいのかドライバーの頭が上下しだしたので、僕が「大丈夫か?運転変わろうか?」というと、「大丈夫だ。頑張る」とのこと。
この先まだまだ長い移動だし、ドライバーの様子をちゃんと見ておかないと危ないなぁと思いました。
ミラドール・ボルカン・オジャグエ
先ずは、ミラドール・ボルカン・オジャグエ(Mirador Volcan Ollague)に9:30到着。
ここは岩が侵食して不思議な形になっている場所。
仲間達とこの岩の上で記念撮影をしました。
約20分間滞在したあと出発。
ラグーナ・カニャパ
次にラグーナ・カニャパ(Laguna Canapa)に10:40到着。
フラミンゴが生息する湖。
数を数えたら47羽いました。
ガラパゴス諸島のイザベラ島で見たフラミンゴより数が多かったです(笑)
このポイントでは20分程滞在した後、出発となりました。
ラグーナ・エディオンダ
ラグーナ・エディオンダ(Laguna Hedionda)に11:40到着。
先ほどよりも大きい湖でした。
車から降ろされ、写真を撮りながら湖沿いを歩きます。
200メートル程進むとラグーナ・エディオンダ ホテル(Laguna Hedionda Hotel)があり、ここでようやくトイレが使えます。
5ボリ(約83円)
ここではwifiが使えるみたいです!
しかしインフォメーションで聞いてみると、今日は電波がないとわれました。
ホテル前ではドライバーがランチの準備をしてくれています。
天気が良く、野外ランチは気持ちよかったです。
味が薄いので、ケチャップ、マヨネーズ、お塩をお好みでかけます。
1時間ほどお昼を楽しんだら出発!
奇岩石群
14:51、奇岩石群に到着。
ここはかなり風が強く、風の力で岩が削られ、この様な形ができるのだそう。
日差しと風が強いので、岩の影に隠れていました。
寒いので15分間くらいで出発。
ラグナ・コロラダ
15時30分、ラグナ・コロラダ(laguna Colorada)に到着。
ラグナ・コロラダ(赤の湖)とは、ボリビアのアルティプラーノ南西部にある浅い塩湖。チリとの国境近くのエドゥアルド・アバロア国立自然保護区内にある。湖には白色の硼砂の島がある。湖水の赤い色は藻類の赤い堆積物や色素による。ジェームスフラミンゴが生息する。
引用 – Wikipedia
ここで国立自然保護区(ナショナルパーク)の入場料150ボリ(約2456円)を払います。
「バモース‼︎(行こう)」
運転手が出発の合図をしたので、僕らは車に乗り込みました。
アレ?なんか車の調子がおかしいようです。
車のタイヤがパンクしていたので、もう一台の車には置いて行かれてしまいました。
15分程でタイヤ交換が終わり、ようやく出発。
ラグナ・コロラダの絶景ポイントに16:40到着。
これまでで1番大きい湖で赤色が混ざっていました。
たくさんのフラミンゴやアルパカも走りまわっています。
ここも風がメチャメチャ強かったです。
約30分後出発。
ラグナ・コロラダの宿
17:30 ラグナ・コロラダの近くの村の宿に到着しました。
一部屋に6つのベッドが、敷き詰められたドミトリールーム。
外に出ると、ミネラルウォーター、コーラ、ビール、ウイスキー、タバコやスナックなどを販売している店が2、3件あります。
今夜のディナーは、まず野菜スープが出てきました。
海外独特の臭みも無く、日本人好みのあっさり味で美味しいです。
麺を自分のお皿に取り、トマトソースとチーズは自分好みの量で調整します。
少し茹で過ぎですが、これまで中南米で食べてきたパスタの中では、かなり美味しい方だと思います。
携帯電話などの電池を補充したい人は、19:30〜21:30の間だけ食堂のコンセントで充電できます。
夕食後、コークハイを作ってみんなと歓談した後、就寝前に外に出てみました。
宿の入り口のドアを空けると、辺りはすっかり闇の中につつまれていました。
砂漠の中に7、8軒しかない小さな村の建物は、夕暮れ時から発電機で灯りをともし、22時を過ぎると完全に灯りを消しているのでした。
空を見上げると、キラキラと輝く満点の星空があたり一面広がっていました。
時折、流れ星も光の帯を伸ばし流れています。
この綺麗な星空をいつまでも眺めていたいけど、相変わらず空っ風がピューピュー吹いて寒い・・・。
明日は早朝4時から朝食、4時半には宿出発なので、早めに部屋に戻ることにしました。
ツアー3日目 最終日 1/31
朝4時、食堂に行きましたが朝食の準備がされていませんでした。
どうやらドライバーを含め、宿のスタッフ全員、寝坊したようです(笑)
朝食は、コーヒー、紅茶にパンケーキとシリアルヨーグルト。
食事後すぐに、ランドクルーザーの屋根にバックパックを積み込み、ラグナ・コロラダのホテルを5:00出発。
ソル・デ・マナ
6:00、今日の1つ目の観光ポイント、ソル・デ・マナ(Sol de Mana)に到着。
ここには間欠泉があり、地面から湯気が噴き出しています。
間欠泉、間歇泉(かんけつせん)とは、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のこと。
引用 – Wikipedia
近くに別の間欠泉がありましたが、こちらはドライバーに「3メートル以内は近寄らないで」と言われました。
温度が高く、触ると火傷するのかもしれません。
ポルケ
7:00、温泉のスポット「ポルケ(Polkes)」に到着。
6ボリ(約98円)でトイレと温泉が使用可能です。
温泉前の小屋で着替えることができます。
早朝で寒いし、着替えるのが面倒なので僕らは足湯だけにしました。
足湯だけでも、旅の疲れがとれて気持ち良かったです。
バレー・デ・ダリ
8:30にバレー・デ・ダリ(Valle de Dali)に到着。
ここは山の景色がなんといっても綺麗です。
一瞬しか停まらなかったのですが、車で走りながらまわりの絶景がどんどん変わっていくのがすばらしかったです。
前の車のタイヤの跡を頼りに道なき道をひたすら走ります。
正面からのぼる眩しい太陽の奥に薄っすらと広がって見える「塩の混じった灰色の湖」と「雪化粧した山並み」が僕らの方にどんどん近づいてきます。
なんか胸の奥からじわじわと込み上げるものを感じて来ました。
「スゲー、スゲー、僕がこれまで観た景色の中でもベスト3に入る景色だよ‼︎」
「風景は心に刻みたい」と言ってこれまで写真を一切撮らなかったカズさんでしたが、「これは本当に凄いな‼︎」と撮影ポイントで初めて写真を撮っていたくらい。
みんなの心に響いた光景だったと思います。
最後の撮影ポイントに着いた時には、すっかり太陽は天に昇り、青空の中に浮かび上がっていました。
ラグナ・ベルデ
9:00に最後の観光ポイント「ラグナ・ベルデ(Laguna Verde)」到着。
チリ抜けツアー最後のポイントとしては、申し分ない景色でした。
この道を走り続けると、とうとうボリビア側のイミグレーション(出入国審査)に到着です。
ボリビアとチリの国境
10時にボリビアとチリの国境に到着。
出国審査では15ボリ(約250円)を支払います。
車で約30分走ると、11:30 サンペドロアタカマの入国審査場に到着。
出国審査も無事に終わり、街の中心地で降ろされる予定だったが、僕らの人数が多かったせいか宿まで送ってくれました。
まとめ
チリ抜けツアーはいろんな絶景を見ることが出来ておすすめ!
ウユニからチリまで車で走り続けていると、どんどん移り変わる景色に圧倒されます。
とにかく道無き道を走って行くのが凄かったです。
これまで50ヶ国以上旅して来ましたが、ここまでたくさんの自然の景色を堪能できたツアーは初めてです。
事前に調べてはいましたが、想像以上に充実したツアーになりました!
南米の旅の中でも特にお勧めのツアーです!
このツアーに参加するうえで、必ず持っておいて欲しいものはこちら。
- トイレットペーパー
- ヘッドライトまたはペンライト
ぜひ参考に行ってみてくださいね。
この記事では2017年1月29日〜31日に訪れた際の情報を載せています。
できれば、ツアーに参加する前にトイレを済ませておきましょう。