世界一周する際に予防接種は必要?
予防接種は、ヨーロッパ・北アメリカだけ旅する人にはそう必要ないだろうが、東南アジアやアフリカや南米など病気にかかりやすい地域に訪問する場合は受けておいたほうが安心。
必要最低限な予防接種は受けた方がよい。
予防接種は2回以上受けなければ効果がないものもあり、接種間隔も3~4週間必要なものが多いため、出発ギリギリでは間に合わないので早めに受け始める方がいい。
予防接種の証明が必要な国もある
アフリカ地方、東南アジアの一部地方、南アメリカなどを訪問する人は黄熱病の予防接種が必須だ。
黄熱ワクチンの接種済み証明書を入国時に要求する国や、帰国時の乗り換えの時に要求する国もある。
※南米一周ルートでは黄熱病の予防接種の証明書の提示を求められることはなかった。
ボリビアの一部の地域(アマゾン方面)に行かない場合は必要ない。(2017/3 現在)
ワクチン接種は余裕をもって早めに計画する!一種類のワクチンでも数回(2~3回)接種する必要のあるものがある。(最低出発3か月以上前から受けていかないと間に合わない場合がある。)
【破傷風】
破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在する。
【A型肝炎】
A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在する。発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合がある。
【狂犬病】
狂犬病は、発病すればほぼ100%死亡する怖い病気。
海外では、イヌ以外の動物に咬まれることによって感染する危険性も高い。
【日本脳炎】
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊の刺咬によって起こる重篤な急性脳炎。死亡率が高く、後遺症を残す例も多くみられている。
【B型肝炎】
以前は輸血や医療従事者の注射針による針刺し事故など血液を介した感染が問題とされていたが、現在ではB型肝炎(活動期)の母親から生まれる新生児期を中心とした持続感染(慢性化)と、思春期以降の性行為(唾液や体液の濃厚接触)を通じた一過性感染の2つが主な原因となっている。
【ポリオ】
南アジア、中近東、アフリカへ行く人は追加接種を。
ポリオはポリオウイルスによって起こされる急性の麻痺を主徴とする疾患。
【黄 熱】
黄熱は蚊によって媒介されるウイルス性の感染症で、致死率は5~10%だが、流行時や免疫をもたない旅行者などでは、60%以上に達するという報告もある。
必要な予防接種を出発の2ヶ月前から3回に分けて受けに行き、最後に黄熱病の予防接種を出発10日前に受けに行った。
しめて4万4350円かかった。