サンホセデルカボの安宿(Suites Las Palmas)のチェックアウトが12時。
それまでに観光を済ませ帰ってきた僕らは、次の目的地のカボサンルーカスに移動することにした。
宿の女性スタッフに「カボサンルーカス行きのバスに乗りたいんだけどどうやって行ったらいい!?」と聞くが、相変わらず僕の質問はなかなか伝わらない。
仕方がないので、石器時代のように絵を描いて説明した。
やはり、文章やジェスチャーよりも絵で伝えた方がすぐに理解してくれる。
次からホワイトボードを持ち歩こうかなぁ(笑)
おねえさんは「ホテルの前のバス停から、カボサンルーカス行きのバスに乗れる。バス停で黄色と紫色のバスに乗りなさい。」といって、自分の携帯でバスの写真を見せてくれた。
ローカルバスで約40分、37ペソ(約191.23円)
サンホセデルカボからカボサンルーカスを真っ直ぐ結ぶ国道一号線沿いは、サボテン砂漠がひたすら続く。
「私は、もともと身体が弱く、運動音痴で体力がなく、学生時代も運動部に一度も入ったことがないです。
しかも外反母趾で扁平足で腰痛持ちなんです。
そんな私ですが、整体よりも接骨院よりも世界一周が大好きです。
どうぞ宜しくお願いします。」
僕「えー!!あやちゃん、既にロサンゼルスのメトロバスでゲロゲロになっていたし、午前中のお散歩で熱中症になりかけてるし、この先大丈夫なん!?
日本に帰る前に死ぬんじゃない?
そんなに身体が弱いことを知っていて両親もよく出発させてくれたねぇ?
でも、運動音痴は運動しないから運動が苦手になるだけで、普段からトレーニングしていけば体力もついてくるし、強い身体になるんやでー。
これから頑張ってトレーニングして、30時間のバス移動や標高5,000メートルの高地でも耐えれる身体を作って行こう!!」
これからどんどん過酷な状況が増えてくるのに、彼女の体力がどこまで持つのか心配になった。
だけど、彼女自身が最初から最後まで旅をすると覚悟しているのだから、僕も最後まで一緒に旅ができる身体づくりのサポートしていこうと決心したのだった。
あやちゃんと話している間にカボサンルーカスらしき、奇岩が見えてきた。
しかし、バスのルートがカボサンルーカスに向かう一号線から大きく外れているようだった。
タブレットのGoogleマップの画面を眺めていたカズさんが、バスの運転席まで行って何か話している。
「みんな、降りるぞ!!」
・・・降りるはずだったバス停を通り過ぎていたみたいだ。
ありがとうカズさん。
そしてオフラインでも自分の位置がわかるGoogleマップはやはり凄いと思った。
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一緒に降りたメキシコ人のおばさん達が、タクシーを止めてくれ、カボサンルーカスのダウンタウンまで行けるように話をしてくれた。
タクシーで、地球の歩き方に載っていた安宿に行くが、満室だと言われ断られた。
その後、もう一軒の宿に行くが、週末ということもあり空いていなかった。
仕方なくタクシードライバーさんお勧めの宿をたずね、何とか5名が泊まれることになった。
最初に値段交渉をしていなかったのと、宿を数カ所まわったことでほぼドライバーの言い値になってしまった。
移動まとめ
- サンホセデルカボ「Suites Las Palmasホテル」前、国道一号線沿いのバス停からローカルバス(黄色と紫のバス)で約40分 37ペソ(約191.23円)
- カボサンルーカスの奇岩が見えてきたら近くのバス停で降りる。(僕らは通り過ぎてしまい、そこからタクシーでダウンタウンへ。)
- 宿探しに数カ所まわり、所要時間約30分 450ペソ(約2,303円)
近いバス停で降りることができれば、歩いて行けます!