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メキシコ グアナファト観光情報
グアナファトは18世紀に世界の銀の3分の1を産出し、多くの富を得て、贅沢を尽くしたコロニアル調の建造物が建てられた。
銀が枯渇した今でも古い街並みだけが残り、現在は世界遺産にも登録され、カラフルな色調で飾られた街をひと目観たいという観光客達を集めるようになった場所だ。
コロニアルとは中南米では、スペイン統治時代のことを指す。例えば、スペイン統治時代の建物の形式(白い建物でベランダをつける等)を「コロニアル様式」などと言ったりする。中南米では「コロニアルなもの」と言うときには、「伝統があるもの」「古く良いもの」といった良い印象であるときが多い。このため、ホテルなどの名前によく使われる単語である。
引用 – Wikipedia
夜のグアナファト
僕らはセント口付近の宿を探す為に、グアナファトのバスターミナルからタクシーに乗ることになった。
グアナフアトは街並みが世界遺産と聞いていたので、僕らは期待に夢を膨らませていた。
しかし、グアナファトのバスターミナルに到着したのが19時だったので、すでに辺りは薄暗くなっていた。
せっかく、黄色や青やピンクの色鮮やかでかわいい街並みを見たかったのに・・・と内心残念に思っていた。
ところがターミナルからタクシーで20分程走っていると
突如、景色が一変した。
家々のあかりや街灯がとても綺麗に見える。
宝石をちりばめたような灯りの中を駆け巡る・・・
何かのアトラクションに乗っているような感覚だった。
そして、僕らは地下道の中に吸い込まれるように入っていった。
みんなは「すごい!!すごい!!」と歓声をあげていた。
まるでディズニーランドのインディージョーンズのアトラクションに乗っている気分だった!
(タクシーからの動画はコチラ)
旧市街の屋台を楽しむ
タクシーで何件か安宿探しをしていたので、決定した旧市街の宿に着いた頃には21時を過ぎていた。
もう僕達のお腹はペコペコ。
旧市街の中心部に点在している屋台で食事を取ることにした。
屋台では、タコス、ブリトー、ハンバーガー。
トウモロコシを崩してカップに入れ白い粉チーズとマヨネーズをかけた食べ物。
枝豆のように塩ゆでした黄緑色の殻に入った豆の様な物。
どれも1品が100円位で食べることができて、とても美味しいものばかりでした!
街のBARを楽しむ
夜の街をウロウ口していると、気になるお店を発見した。
西部劇でよく見る、カウボーイ達が出入りするBARの入口を模したドア。
耳をすませてみると、店内からおじさん達の笑い声が聞こえる。
僕は思い切ってそのお店に入ってみることにした。
カウボーイのようにドアを勢い良くバーン!と開ける
・・・ことはできなかった(笑)
恐る恐る入ると、僕の思い描いていた通りの雰囲気のBARだった。
店の中には力ウンターがあり、バーテンにはたくましいおねえさん。
カウンターの周りには、おじさん達が集まっていた。
みんなこのBARで知り合った常連さんのようだ。
僕は本場のテキーラを3杯ほど頼んで飲んだ。
値段は一杯150~300円くらいだ。
僕のことが珍しいのか、みんなが話しかけてくる。
「どこから来たんだ?」
「どんな仕事をしている?」
「ワシは隣町に住んでいるが、週二回はここに来るぞ。」
「娘がいて、家族に花束を買って帰るんだ。」
「こいつは、普段マジメだが酒が入ると面白いやつで、なんでもやってくれるぜ・・・。」
適当な英語とスペイン語でも、お互いお酒が入ると自然に溶け込んで仲良くなれるのが楽しい。
離れた席のおじさんからテキーラをおごって貰った。
「グラシアス!!」
この言葉を何回使ったことか。
メキシコは、他の国に比べると親切な人が多い。
特にロスカボスやラパスの道路なんて、人が道路を横断する時は100%車が一旦停止して道を渡らせてくれていた。
日本にもない部分だと思う。
時計の針が23時を示していたので、そろそろ宿に帰ると言うと「もう帰るのか?もう少し俺達と飲もうぜ」と誘ってくる。
しかし仲間にあまり遅くならないようにと言われているので、後ろ髪を引かれながらも帰ることにした。
ピピラの丘・口付けの小道・イダルゴ市場観光
翌日はみんなでグアナファトの主な観光名所をまわることにした。
グアナファトの見どころは主に「旧市街地」にかたまっているので、ほぼ1日でまわることが可能。
まずは展望台(ピピラの丘)に登って、世界遺産の街並み全体を観に行くことにした。
展望台には街の階段を歩いて登って行けるし、ゴンドラに乗ることもできる。
せっかくなので、ケーブルカー25ペソ(約 138円)を使って頂上に行ってみた。
展望台にはお土産屋やお酒落な力フェもあり、観光客で賑わっていた。
帰りは街の階段を使って降りることにした。
建物が密集しているせいか細い道が多く、地図が無いと迷ってしまいそうに感じた。
途中「口づけの小道」を通り、イダルゴ市場でお買い物することに。
家が密集しているので身を乗り出せば窓越しにキス出来る距離ということで、ロマンチックな名前がついたよう。
そんなステキな小道なのに何故かおじさんばかり。
なかなか帰らないので、ロマンチックな写真を撮ることができなかった・・。
おじさんがひしめき合う小道に改名したいくらいだった(笑)
タ暮れ時にもう一度ピピラの丘に登り、街の夜景も堪能した。
3時間ほど居ただろうか。
日本では観られないこの景色をしっかりと目の奥に焼きつけてきた。
街の雰囲気、食べ物の美味しさ、物価の安さ、人の良さ、どれをとっても申し分ない街だった。
旧市街とイダルゴ市場の観光ポイント
- まずは街の地図を手に入れよう。
自分のいる位置が確認できるMAPS.meやGoogle mapを入れておくと便利です。 - 旧市街の中心部に行って屋台巡りをしてみよう。
- 屋台周辺にはレストランや力フェなどもたくさんあります。屋台が苦手な方におすすめ。
- イダルゴ市場にはたくさんの食べ物屋や雑貨屋が集まっていてかなり広域なので、お土産探しにはある程度時間を作ってまわりましよう。
- ミイラ博物館は中心部から少し離れているのと閉館時間が早いので、スケジュールを組んで周りましょう
グアナファト主な観光スポット
- ラパス広場 Plaza de La Paz
グアナファトの街の中心部にある美しい彫刻と花壇がある広場。カフェなども多く、観光にはぴったり。
http://www.cultura.gob.mx/turismocultural/destino_mes/guanajuato/guanajuato.html - バシリ力教会 Parroquia de Basilica Colegiata de Nuestra Senora de Guanajuato
グアナファトのシンボルとなる、黄色い壁にオレンジ色の縁取りと屋根の建物。夜はライトアップされてとても綺麗。 - イダルゴ市場 Mercado Hidalgo
屋台やお土産もあります。食料品・日用品が買える場所。 - 口づけの小道 Callejon del Beso
建物が密集していて隣家同士が近く、ロミオとジュリエットのような伝説が生まれた場所。
昼間は観光客も多くて、なかなか写真が撮れない。夜にいくと雰囲気がでてロマンチックです。 - ピピラ記念像(ピピラの丘) Statue of El Pipila
ピピラはメキシコ独立戦争の英雄。丘に登るとピピラ記念像と街が一望できる展望広場があります。 - ミイラ博物館 Museo de las Momias
たくさんのミイラがみれる教会です。グァナファトの乾燥した気候で、自然とミイラ化したそう。